コーチングについて思うこと | 虎視眈々なBLOG
虎視眈々な日々

先日、流経柏の松井監督に挨拶をした際、冗談交じりにこんな事を言われた。
「お前みたいな、30代から40代前半の奴らがコーチング頑張らなきゃ日本ラグビー強くならねぇ」

トップリーグを経験して、現場にトップのラグビーをしっかり落としてくれる人。
強い志を持った奴が少なすぎる!っと・・・ おそらく、励ましと思われる言葉を貰った(笑)

名選手名監督にあらずという言葉があるように、トップリーガーであれば誰しも良いコーチになるとは限らない。
強い志の部分が重要で、そんな骨太なコーチの出現を待っているのかもしれない。

今のラグビー界は、なんだか芸能界みたいな感じで、ベテラン勢が元気良すぎて若手の居場所がないみたいな所もあるけども、どんな環境であれ、自チーム強化のサブタイトルには「日本ラグビーの発展」を掲げるぐらいの志は必要だ。

コーチングスタイルは人それぞれ。(正解はない)

結果を出したチームのコーチングスタイルは翌年のトレンドになる。
しかし、ただトレンドを追いかけ続けても強くはならないので、若いコーチは別の事を考えた方が良いと思う。
色々な角度から大胆なアプローチで、まだ見ぬラグビーを創造する方が何倍も楽しいし、それを見たい。

・・・っという私は、コーチングで偉そうな事を言える立場ではないので、今は色々な方からのご指導をうけ、いつかは日本ラグビーに貢献したいと虎視眈々としているわけです。

ここで、いつか自分で自分を見直す為に、そして、数少ない3名の弟子の為に。
コーチングで大事だと思う点、大事にしたい点、願望などを漠然と。

漠然と書いても、弟子だけには伝わるはず(笑)
※本人達が弟子と感じているかは別として、勝手に弟子に認定しています。

コーチングをする上で大事な事は、「観察力」と「洞察力」を磨くこと。
選手だけでなく、スタッフ(栄養士・トレーナー etc...)、天候、環境なども注意深く観察し見抜く能力。そして、選手の表情や空気を読み取り柔軟に対応できる機転も欠かすことできない要素だと感じる。

練習で大事にしたい事は、練習を物語のように "Story" 仕立てにすること。
時にはプラモデルの説明書のように、1つ1つ部品を組み合わせてガンダムも作りたいけど。
1つのテーマを中心に多面的なアプローチでテーマの本質を知ってもらいたいと思うから。
あれもこれもと欲張らない。

また、チームの色を創ること、もしくは色を育むことも大事。
白いキャンパスでないのであれば、その色に合う色を継ぎ足したほうが良い。
ラグビーの文化は勝沼ワインのように熟成するものだから、時間と根気をかけてじっくり色を重ねた方が良い。

結局強化には、人・モノ・金が関係するけど、選手のポテンシャルは自分の物差しで決め付けないほうが良い。
人は夢で成長する生き物だと思うので、コーチは夢(熱)を与え続けるべきだと思う。

長く担当する現場で大切にするキーワードの1つは、アファメーション。(自己暗示/潜在意識の開放)
叶えられないけど、叶うかもしれない夢を大きく選手に語って自分自身が最初に信じきってみる。
それに対し本気で取組んでいると、チームの成長速度があがる気がする。

時に言葉の暴力と捉われてしまう恐れはあるが「キレのある言葉」は・・・・って、つらつら書きすぎているので続きはBLOGのネタがなくなって思い出したときに書くとしよう。

※本当は、ものすごい量を書いてしまったんだけど、収拾つかずに読みにくくなったので強制終了。

自分が気をつけていること、考えをまとめるって良い作業。
ほんとに漠然と書いてしまったんだけど(笑)

コーチになって様々な方の指導を間近でみさせてもらい、大変勉強になっているんだけど、この年になり、本気で誰かの弟子入りをしたり、専門知識の追求をしたくなってきた。

俺は、将来の自分にワクワクする男。
この業界でこの年は、まだまだルーキー扱いですからアグレッシブに行きたいね。

それにしても、SPMクラブのおっちゃん達だけは何年みてても上手くならない笑
ある意味、手強い相手だわ。