こんな時こそ「One for All, All for One」 | 虎視眈々なBLOG
虎視眈々な日々

山梨県に白い悪魔が襲い掛かる。

そんな言葉しか思い浮かばぬほど、山梨県各地の大雪の被害が深刻だ。
高校の同級生や幼馴染の写真を見るかぎり「雪ヤバイ!」なんて悠長に構えている場合ではない。

山梨県史上類を見ない記録的な豪雪により、山梨県が陸の孤島状態。
山梨県にとっては、地震や津波に匹敵する未曾有の自然災害だ。

山梨県は、山々に囲まれ基本的には陸路しか存在しない。
当然ながら地下鉄もないので、人々の足は車と言っても過言では無い。

大雪で車が使えない事へのインパクトは、都会育ちの国会議員にはわからない。
スーパー、コンビニ、車がなかったらどこにも行けないからね。

陸路が寸断され、山梨に戻れない人、山梨から戻れない人。
山梨学院の学生も電車の中で3日間も過ごしたとのこと。

実家にいる両親の話によると主要な道路は徐々に車が通るようになったが、
民家があるような細い道はまともに使えない状況だという。

友人のFacebookなどにもあがっていたが
スーパーやコンビニなど、各地で物流が途絶え食糧不足になりつつあるとのこと。

基本的に雪は降らないけど「風が強く寒い」山梨県。
東北人と違って、ドカ雪の経験は少ない。

家に雪かき道具がない方もいるかもしれないレベルだし、除雪車なんて普段見たことも無い。
正しい雪かきの仕方も知らないから、下手に作業していたら2次災害なんてことも考えられる。

家や街の作りだって雪国のそれとは全然違うので耐久性も問題がある。
すでに信号が折れ曲がったりしてるぐらいだから、木造建築の古民家なんてひとたまりも無い。
足元ばかりを気にして頭上からズドン、そんな危険予知にも慣れてはいない。

道路から水がでるような雪国仕様でもない。
配管だって寒冷地仕様じゃないので、壊れてライフラインの1つを失う可能性もゼロではない。

家に取り残されたジジババならびに、病院に絶対行かなければならない人もいるはず。
救急車が通り抜けられなければ助かる命も助からない。

実際に、実家の裏の家の人は、玄関先や窓に雪が積もりすぎて外に出てこれないらしいとか。
親父が雪かきして救出したって言ってたけど、そんな人いっぱいいる気がする。

母は、雪かきした雪を置く場所がないって嘆いていた。
そんな経験したことないから、そんな問題もあるんだと知ったこともある。
農業用の水路をはじめとした排水路に雪を捨てていたせいで浸水被害もあるんだとか。

事前対策と経験値がないから、想像もしない2次災害の危険性がどこにでも潜んでいる状態だ。
今必要なのは人手かもしれないが、交通網が麻痺をしているので、そんな助太刀も。。。。。

私は東京にいて何も出来ないことに対し歯がゆい気持ちなんだけど、唯一の救いは、山梨県民は基本的に明るい奴が多いってことかな。

楽観的という意味ではないが、東北に似た団結力というか。
横とのつながりが強い県だから、皆でがんばろうぜ!みたいな空気はビンビン伝わってくる。
うちの両親もTheポジティブなので、ご近所全部雪かきしてやるぜぇ~的な、ハイテンション。

この苦境を何とか乗り越えてもらいたい。
俺も中央線が復旧したら、その時は遅いかもしれないけど雪かき支援に行こう。

こんな時こそ、One for All, All for One だ。
1人1人の頑張りと周囲への気遣い、そしてチームワーク。
皆で守って、皆で勝ちに行くしかない。

さしずめ、今回の相手はAll Whites と言ったところか。
なかなかパンチのある強烈な相手だが、頑張れ山梨県民。

先輩後輩、友人達がFacebookなどであげた写真を勝手に拝借します。
今の現状がよくわかるので。

私は当然、山梨の友人が多いので山梨の状況は耳に入ってくるけど、群馬の友達はほとんどいないので群馬の雪の状況がわからないと同様に、この状況を知らない人も多いと思うから。





























そんな中、今週の半ばにも雪の予報が。
早急な復旧作業と支援が必要だ。

雪め~降って欲しい所に降らないくせに!
雪かきに備えて、スノーブーツ買いに行かねば。

俺は、中央線の復旧連絡をじっと待つ男。
厳しい環境下で復旧を待っている人が思うと、心苦しい所なんだけど。